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  • 2017.08.01 Tuesday
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法律の解釈と運用

もう随分前の事ですが。。。弊社営業マンが、某大手企業の事務所を賃貸で仲介させて頂いた時の話です。
 
某大手企業の福岡支店長に博多駅前の貸事務所を内覧頂き、気にいって頂いたので賃貸借契約を行う事になりました。

その貸事務所のオーナーも、お客様が大手企業でしたので、ぜひ借りて下さいという話になり、とんとん拍子で商談が進み、事前に契約を行う際の賃貸契約書の見本がほしいとの某大手企業の要望で事前に提出させて頂きました。
 
そして。。。
「この契約書の内容には問題がある。。。訂正しなければ契約は出来ません」と言われました。。。と弊社営業マンから報告がありました。



 
ご指摘の内容は。。。

契約書には“ 解除 という言葉はあちこちに記載してあります。
 ※市販の賃貸契約書も殆どです。

この“ 解除 ”を“ 解約 ”に変えなくてはダメだという事でした。
 
某大手企業には○○大学の法学部を卒業された方が本社の契約行為等を行う担当者で、その方のOKがなければ契約は出来ないとの事でした。
 
弊社営業マンは私に報告するより先に、貸事務所のオーナーに事態を説明し、変更をお願いしたようですが。。。

「全入居者この契約書なので変更は出来ない、変更しなければ契約しないというのであれば契約しなくてよい」。。。と言われ、私に報告に来たのです。
※オーナー側には通常ご指定の契約書がありますが、法律的に問題があれば変更交渉を弊社が行う事があります。

 
私は営業マンの報告を受け、その貸事務所の契約書内容を読んだ見解として。。。全く問題は無いと思いました。
 
そこでとりあえず。。。某大手企業の担当者のいい分を聞いて見る事にしました。

◎解除
契約当事者一方の意思表示によって契約の効力をさかのぼって消滅させ,契約が初めからなかったと同様の法律効果を生じさせること 。。。
 
◎解約
解除と同じく契約関係を当事者一方の意思表示によって消滅させることであるが,その効果は過去にさかのぼらず,契約関係を将来に向ってのみ消滅させる。。。
 
上記のような“ 解除 ”“ 解約 ”の意味の違いをご丁寧にコンメンタールの一部をコピーされ送ってこられ。。。
 
上記の理由から賃貸借契約が終わる時は“ 解約 という言葉を使う事が正しいので、正しい言葉が使われてない契約は出来ない 」との事でした。
 
担当者のご意見を聞き終わり。。。「私の見解は違います。。。」
 
(賃貸借の解除の効力)
第六百二十条 :賃貸借の解除をした場合には、その解除は、将来に向かってのみその効力を生ずる(民法より引用)
 
という条文がある事をご説明し、何とかご納得頂き、目出度く契約させて頂きました。
 
法律の解説書であるコンメンタールだけ見ると、確かに某大手企業の担当者の言が正しいように見えますが、解説書の根本は何かと考え、根本を民法で確認する事で、問題は解決すると思います。
 
法律に限らず。。。何かを調べる時、インターネット等でその一部分だけを見て判断する事が多いと思います。

しかし。。。物事の一部分だけで判断する事は、時に問題を造り出す。。。いい事例だと思います。



 
 
 

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